葬儀と納骨

葬儀と告別式

火葬する日になり、火葬をするために遺体を出棺するするときは、告別式を行います。
一般的に、葬儀参列者や、火葬場の時間の都合から、葬儀、告別式、火葬までを続けて行うことが多くなっています。
葬儀で、読経、焼香が行われた後、喪主があいさつをして告別式を行い、参列者は出棺を見送ります。
火葬場には霊柩車、ハイヤー、マイクロバスで向かい、亡くなった人に関係が近い方が火葬に立ち会います。
火葬場では遺体が火葬され2時間ぐらいで遺骨となりますので、その間に喪主は、参列者や僧侶に料理をふるまいます。
火葬が終わると、骨壺に遺骨を納めていき、二人一組で骨上げをしていきます。
骨壺に遺骨を納めた後は、親族が骨壺を持ち帰り、自宅にある祭壇に安置し、納骨の時まで供養します。
遺骨がいらないという家族も増えてきており、火葬場で遺骨を処分することを希望すれば、火葬場で遺骨を焼き切ってくれる場合があります。

納骨

火葬が終わった後、遺骨をお墓に収めるには、納骨の日程を決めます。
納骨は、葬儀ほど参列者が多いものではなく、一般的にはお経を唱える僧侶と、親族が参列します。
納骨の法律上の期限はないため、参列する親族のスケジュールを確認したうえで、僧侶と調整して日程を決めます。
納骨の日程が決まるまでは、火葬された遺骨は自宅の祭壇に安置しておきます。
お墓がすでにある場合は、割と早い49日法要と合わせて納骨を行う場合もあります。
納骨をするお墓がない場合は、納骨のために、寺院や納骨堂に連絡をして費用を確認します。
納骨は納骨法要で僧侶にお経をあげてもらいながら、遺骨をお墓に収めます。
納骨まで時間が経つと、遺骨の湿気やカビの問題が発生するため、早めに納骨をするところが多いです。
三回忌を過ぎると次の法事まで期間があくので、できるだけ納骨法要を行わないと関係が悪化しておきましょう。
納骨は勝手にすることができないため、市役所で埋葬許可書を取得しなければなりません。
許可なく好きなところに勝手に埋葬をすると死体遺棄罪になり法律で罰せられます。
散骨をする場合にも散骨業者に手順や費用を確認しなければなりません。